種をテーマにした、講演会に行ってきました。
ひょうごの在来種保存会が主催。
講師(スピーカー)は、
予約が取れないレストランとして有名な「粟」の店主、三浦雅幸さんと、
「半農半X」の提唱者、塩見直紀さん。
お二人とも、活動の原点が、
種を守ることにあったそうです。
三浦さんは、新婚旅行で
アメリカンインディアンの村を訪れたときに、
生活の中心に種があるのを見て、感銘を受け、
その後、
種を研究して、レストラン「粟」を開くまでの過程を話してくれました。
塩見さんは、「半農半X」という言葉の通り、
農的生活をしながら、自分の天賦の才を活かす生き方について話してくれました。
今回の講演会でも、たびたび話題になっていましたが、
戦後の農業では、
画一的で、コンビニエンス(便利)な種をみんなが使うようになったので、
昔から受け継がれてきた、地域固有の種が、
絶滅の危機に瀕しているようです。
昔は、種といえば、自分たちで引き継いでいくものだったのに、
今はすっかり、農協から買うのが普通になっているそうな。
地域固有の種を使うことは、手間暇がかかるけれど、
・おいしい
・健康に良い
・生物多様性が守れる。
・先祖から受け継いできた文化を守れる。
などなど、素敵なことらしい。
昔は、嫁入りの時に、
家財道具ではなく、作物の種を持っていくこともあったそうです。
そんな文化が復活したらすてきだなあと思いました。
とりあえず、
来年こそ、ベランダ菜園を楽しみたいなあ。
とてもおいしかった、お昼のお弁当。
姫路の兵庫県立大学、
緑がいっぱいで、すてきなとこでした。
半農半Xにも”種”の話、あったよね。
思い出したわぁ。