「毎日を、ていねいに暮らすこと」です。
いろんな環境活動に参加して、わかってきたのは、
「自分がていねいに暮らすことが、いちばん大切」
ということです。
原発反対とか、
世界平和とか、
声高にアピールしていたとしても、
自分の食生活が、
外食や、輸入食品ばかりだとしたら、
自分の食べているもので、
畑のための森林破壊や、輸送のエネルギー消費、
労働者からの搾取を生み出しているとしたら、
たくさんのゴミが出るような生活をしているとしたら、
実践のともなわない、口だけの活動になってしまう。
人を変えるより、まず自分から。
「できていないこと」「できること」がいっぱいあるのです。
以下は、サティシュさんの言葉。
『いつも、こう訊かれます。
地球温暖化、気候変動、貧困、不正、
どれも問題が多すぎて、どこから始めたらいいか、わからない、と。
確かに危機だらけですね。私は、「食べ物から始めよう」と答えます。
ちゃんと食べることが、世界の大問題への取り組みなのです。
「よき食生活」とは、地球への負荷を減らすことを意味します。
肉をはじめ、多くの食品が世界の隅々に運ばれ、
大変な環境負荷となっている。
排出される二酸化炭素の18%が、食産業に由来している。
食べ物を生産し、貯蔵、輸送し、冷蔵するために、
何十億バレルという石油を燃やします。
このように現代の食べ物は、環境にも有害ですが、
私たちの身体をも蝕んでいます。
食生活が肥満やガンを急増させています。
社会全体が、食べ物のせいで非常に不健全です。
おまけに、地球温暖化です。
さらに、浪費的で不公平な社会の仕組みが、貧困を生み出す」
だから、世界の問題を解決する第一歩は、
あなたの今日の食事からです。
食卓に何がのっているか、どんな食べ物を口にするか、です。
地域の、天然の、オーガニックのものを選ぶ。
そうすれば、あなたは健康で幸せになり、
社会に正義が、生態系にバランスが戻り、
地球温暖化もなくなるでしょう。
そして、何より、おいしい!
だから、うれしい!』
社会の問題って、すごく大きなこと、
自分の力だけじゃ、どうにもならないようなことの気がするけど、
ぜんぜん、そんなことはない。
みんなが、
自分の食事を、自分の生活を、
ていねいに暮らしたら、
問題は解決するのです。
ぼくは、ついつい、
自分の生活をていねいに暮らすことより、
集まりや勉強会に参加したり、
ブログを書いたり、
というようなことを優先しがちだったけど、
まずは、毎日の、ていねいな暮らしを実践しよう。
と、最近、少しずつ思えるようになってきました。
それは、
毎日の暮らしにおだやかな幸せを感じられる、
スローで満たされた生き方でもあります。
まずは、自分が変わる。
自分の家族から変わる。
「ていねいな暮らし」をテーマに、
日々を楽しもうと思います。
そういう流れで、ぼくのマイブームは、家事本です。
男子家事。まずは、家事の基本を。
旦那さんと暮らしている人は、
この本をさりげなく部屋に置いておくと、
旦那さんが家事参加してくれるかもしれません。
わかってるようでわかってなかった、家事の考え方が、頭に入ります。
家事は、かんたんで、手抜きできるほどいいのです。ゆる家事。
日本に伝わる、健康的な、そして手間のかからない、食の知恵が載ってます。
少しずつ、ていねいな暮らしに、近づいていきますよ。
ラベル:サティシュ・クマール
自分の毎日の生活がきちんとできていなければ、いくら一生懸命何かを訴えたとしても届かないものね。
大きな事をしようと思うのも大事かもしれないけれど、着実にできる小さな事を毎日する事、大切だと思う。
ぬんさんの言葉はどのヨガの本より響くなぁとら改めて思いました!やっぱりぬんさんはいいなぁ!私も一日一日を大切に生きていこうと思えました:)
ていねいに暮らす。
ついついおろそかにしがちだけど、大切にしていきたいと思います。