2013年04月13日

サティシュの鎌倉リトリート行ってきた。

satish_walking.jpg

先週末、神奈川県・鎌倉で行われた、
サティシュ・クマールさんとのリトリートに参加してきました。

憧れのサティシュさんと、2日間も共にすごせる、
とてもとても楽しみにしていた企画でした。

サティシュと語り、いっしょに瞑想し、いっしょに歩き、いっしょに飲み、
宝物のような言葉をいっぱいもらいました。

参加される方も、
きっとすてきな方々に違いないという期待通り、
すてきな出会いがたくさんありました。


リトリートのタイトルは、
「スモールスクール(小さな学校)」

自分たちができる小さいことが、
世の中を大きく変えていく。

「世界の変化を望むなら、
 自分が変化の一部となりなさい。
 自分がまず変わりなさい」

というガンジーの言葉のように、

ぼくたちが、今、どう生きるべきなのか、

サティシュの言葉を聞き、
また、みんなで話し合いました。


サティシュの語る一言一言から、
すべての人への愛、
すべての動物や植物への愛、
地球への愛を感じ、

このすばらしい地球・自然が、
ずっと続いていくように、
まずは自分の生活を変えていきたいと強く感じました。

ぼくたちは、
完全に、環境に負荷をかけずに暮らすことはできません。

現代社会で生きている限り、
毎日毎日、環境にいろいろな影響を与えています。

自分のできる範囲で、少しずつやる。

急に変えるのではなく、
人生を通じて、一歩ずつ変わっていくのが大事だそうです。

サティシュは言いました。

現代のぼくたちは、便利さを求めすぎている。
いくら便利になっても、
もっと、もっと、便利になりたいという欲求が止まらない。

便利さを追い求めるあまりに、
地球資源を掘り起こし、その代わりに地球にゴミを返し、
地球の裏側の人々や、様々な動物、
そして、将来世代の子供たちを犠牲にしている。

今、日本人のぼくたちのような生活を、
世界中70億人がするとしたら、
地球が5個半必要になる。

便利さは、もう十分。
便利になったから、現代人は幸せになったかというと、
そんなことはない。
今の便利さに感謝し、満足し、
便利さを求めて翻弄するのはもうやめなければいけない。

今、ぼくたちは、生活の仕方を見直して、
持続可能な生き方にシフトしなければいけない。

自然と調和した、地球が永続していける、
真の発展を考えていかなければいけない。


サティシュがイギリスで開いている学校の授業は、
大人向けのものでも、
子供向けのものでも、
まず、食からはじまるそうです。

畑で作物を育て、料理すること。

それが、いちばん最初の授業だそうです。

頭でいろいろ考えても、
まず、食べなければ、はじまらない。

食を通して、自然とのつながりや、自然への敬意を学ぶそうです。

ぼくも今年は、
もっともっと、土に近づいていこうと思います。

book_satish_saiko.jpg

英国シューマッハー校 サティシュ先生の最高の人生をつくる授業


この本が、とてもおもしろいです。

辻信一さんと、ゼミ生18人が
サティシュの学校「シューマッハ・カレッジ」で
1週間学んだドキュメント
です。


人生とは何か?
幸せに生きるにはどうしたらいいか?

サティシュとの1週間を、
横からのぞいているような感じで、

自分の内に眠っている力を
勇気づけ、後押しして、
人生の指針を与えてくれるようなすてきな本です。

ぜひぜひ、読んでみてください。
posted by ぬん at 08:16| Comment(0) | 環境・社会 | 更新情報をチェックする
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