先日のボディワーカー交流会&勉強会で、
アーユルヴェーダ医師、浅貝賢司さんのお話を聞いたのですが、
とてもおもしろかったので、ご紹介しようと思います。
アーユルヴェーダは、インドで生まれたものなので、
日本の生活には馴染みにくい部分もあるのかなあと思っていましたが、
インドには、暑い地方から寒い地方まで、様々な気候があり、
世界中どんな国の人にも役に立つそうです。
アーユルヴェーダというと、
むずかしいイメージがありましたが、
、
「アーユルヴェーダは、インドに行かなくても、
コープなどのスーパーで、だいたい揃う」
と、浅貝さんはおっしゃっていました。
とても身近で、シンプルなものであることを知りました。
浅貝さんの話によると、
アーユルヴェーダの考え方では、
健康を保つために、
・食事
・ライフスタイル(運動なども含む)
・心
の3つが重要だそうです。
ヨガでも、似たような考え方をしますが、
やはり、
どれだけ食に気をつけても、生活がおかしかったらだめだし、
心も大事だし、
3つのバランスが大事なのだと思います。
そして、アーユルヴェーダで、もっとも重要視するのが、
「消化」だそうです。
消化不良をおこすと、未消化物(アーマ)がたまり、
それが、万病のもとになると考えます。
インドのアーユルヴェーダの病院でも、
まずは、治療の前に、消化力を整えるそうで、
それまでは、オイルマッサージなどの他の治療はしないそうです。
未消化物(アーマ)がたまってくると、
体力がなくなり、起きるのもつらくなり、
やる気も出なくなります。
未消化物(アーマ)をチェックする方法としては、
毎朝、(朝一番に)、鏡に向かって舌を出すのが良いそうです。
アーマがたまるとともに、白い苔が増えてくるそうです。
アーマ(未消化物)は、
食べるときの気持ちも、影響します。
緊張した状態で食事をしたり、
ストレスや悩みなどで、交感神経優位になると、
消化機能が働かず、
消化不良になるのです。
腹八分も、とても重要なことです。
アーユルヴェーダの食べ方では、
・4分の2 (50%) は、固体を食べて、
・4分の1 (25%) は、液体(汁物)を食べて、
・4分の1 (25%) は、スペースとして、残しておく。
と言われるそうです。
そして、お腹が空いてから食べることがとても大切。
お腹が空いていないときは、食べない。
お腹が空いたら食べる。
眠くなったら、寝る。
体の生理的欲求に従って生活する。
とてもシンプルで、いい考え方だなあと思います。
お腹が空いていないときのプチ断食も、効果的だそうです。
アーマをためないために、
白湯(さゆ)も、とても効果的だそうです。
ちびちび飲めるぐらいの温度で、お湯を飲む。
消化力が弱っているときは、
白湯に、乾燥しょうがを、ぱっぱっと振り入れると良いそうです。
しょうがは、とても偉大な薬だそうです。
そう言われてみたら、
マクロビオティックのお手当てでも、
弱っているときには、
「梅醤番茶」(番茶に、梅干しと醤油を入れたもの)を飲みますが、
そのときに、生姜をすりおろして入れることも多いです。
アーユルヴェーダでは、生姜は、主に乾燥させたものを使うそうです。
スパイス感覚なのですかね。
すりおろす手間がなくて、いつでも持ち歩けるので、とても便利です。
浅貝さんの言う通り、スーパーの調味料コーナーにあったので、
ぼくも、さっそく買って、活用しています。
お湯もそうですが、
アーユルヴェーダでは、食べるものに火を入れるのが基本だそうで、
火を入れることで、消化しやすくなるそうです。
食で、消化の次に心がけるのは、
『甘・鹹(塩辛い)・酸(すっぱい)・苦・辛・渋』
の6味を、バランスよく上手に活用すること。
和食は、このバランスがとても良く、完璧だそうです。
アーユルヴェーダの考え方は、
中医学(薬膳)と近く、
マクロビオティックとも、共通点が多いなあと思いました。
同じ東洋の養生法なので、ルーツが同じなのでしょうね。
もうひとつ、生活に活かせる、おすすめのものは、
「鼻洗浄(ナスヤ)」 だそうです。
浅貝さんは、アーユルヴェーダと出会う前、
15年も、重度の鼻炎に苦しみ、
あらゆる手段を試しても解決しなかったそうですが、
この鼻洗浄と出会い、
1週間で鼻が通りはじめ、
1か月後には、感知してしまったそうです。
感動のあまり、
アーユルヴェーダを習い始め、
インドにまで行くことになったそうです。
ぼくも、子供のころから鼻炎でしたが、
ヨガで鼻洗浄に出会い、ほぼ、完治しました。
ぼくがやっていた鼻洗浄は、
ネティポットという、特別な道具を使う方法だったのですが、
浅貝さんに教えてもらった方法は、
コップがあればできるので、
とても手軽で、
ぼくも、最近いつもやっています。
やり方はとても簡単で、
コップに37度くらいのお湯を作り、
ちょっと塩を入れて、
試しに飲んでみます。
毎回飲んでみると、
だんだん、ちょうどいい温度と、塩加減を覚えます。
その後、
コップを片方の鼻にあてて、
反対の鼻を指で閉じて、
片鼻で水を吸い入れます。
口を開けていると、吸った水が、口から出てくるので、
ペッと吐いて、おしまい。
お湯は、煮沸したり、浄水器を使ったり、
こだわるほど良いのかもしれませんが、
浅貝さんは、普通に電気ポットのお湯で治ったそうなので、
そこまでこだわらなくても、効果は出るようです。
ぼくも、さっそく試してみて、
最初、飲みそうになってゲホゲホしましたが、
だんだん上手になりました。
とっても気持ちいいです。
この方法がいやな人は、
ゴマ油を使う方法もあるそうです。
アーユルヴェーダでは、
ゴマ油は、白いやつ(太白ごま油)を使います。
綿棒にごま油をつけて、鼻に入れて、吸い込むだけだそうです。
鼻に油の膜ができて、いろんな病気の予防にもなるそうです。
鼻は、脳の入り口と考えるそうで、
鼻を整えることは、とても大事なことだそうなので、
ぜひぜひ、試してみてください。
今回は、1時間半ほどの時間だったので、
アーユルヴェーダのほんの入り口だけでしたが、
今までいだいていたイメージより、
とても親しみがあるものに変わり、
もっと学んでみたいと強く思いました。
浅貝さんのお話は、わかりやすく、おもしろく、
実際にインドでアーユルヴェーダ医師として働いていたので、実践的で、おすすめです。
神戸の垂水をはじめ、
いろんなところで、講座をされているので、
興味ある方は、ぜひぜひ、受けてみてください。
浅貝さんWEBサイト
http://kobe-ayurveda.com/
アーユルヴェーダ医師、浅貝賢司さんのお話を聞いたのですが、
とてもおもしろかったので、ご紹介しようと思います。
アーユルヴェーダは、インドで生まれたものなので、
日本の生活には馴染みにくい部分もあるのかなあと思っていましたが、
インドには、暑い地方から寒い地方まで、様々な気候があり、
世界中どんな国の人にも役に立つそうです。
アーユルヴェーダというと、
むずかしいイメージがありましたが、
、
「アーユルヴェーダは、インドに行かなくても、
コープなどのスーパーで、だいたい揃う」
と、浅貝さんはおっしゃっていました。
とても身近で、シンプルなものであることを知りました。
浅貝さんの話によると、
アーユルヴェーダの考え方では、
健康を保つために、
・食事
・ライフスタイル(運動なども含む)
・心
の3つが重要だそうです。
ヨガでも、似たような考え方をしますが、
やはり、
どれだけ食に気をつけても、生活がおかしかったらだめだし、
心も大事だし、
3つのバランスが大事なのだと思います。
そして、アーユルヴェーダで、もっとも重要視するのが、
「消化」だそうです。
消化不良をおこすと、未消化物(アーマ)がたまり、
それが、万病のもとになると考えます。
インドのアーユルヴェーダの病院でも、
まずは、治療の前に、消化力を整えるそうで、
それまでは、オイルマッサージなどの他の治療はしないそうです。
未消化物(アーマ)がたまってくると、
体力がなくなり、起きるのもつらくなり、
やる気も出なくなります。
未消化物(アーマ)をチェックする方法としては、
毎朝、(朝一番に)、鏡に向かって舌を出すのが良いそうです。
アーマがたまるとともに、白い苔が増えてくるそうです。
アーマ(未消化物)は、
食べるときの気持ちも、影響します。
緊張した状態で食事をしたり、
ストレスや悩みなどで、交感神経優位になると、
消化機能が働かず、
消化不良になるのです。
腹八分も、とても重要なことです。
アーユルヴェーダの食べ方では、
・4分の2 (50%) は、固体を食べて、
・4分の1 (25%) は、液体(汁物)を食べて、
・4分の1 (25%) は、スペースとして、残しておく。
と言われるそうです。
そして、お腹が空いてから食べることがとても大切。
お腹が空いていないときは、食べない。
お腹が空いたら食べる。
眠くなったら、寝る。
体の生理的欲求に従って生活する。
とてもシンプルで、いい考え方だなあと思います。
お腹が空いていないときのプチ断食も、効果的だそうです。
アーマをためないために、
白湯(さゆ)も、とても効果的だそうです。
ちびちび飲めるぐらいの温度で、お湯を飲む。
消化力が弱っているときは、
白湯に、乾燥しょうがを、ぱっぱっと振り入れると良いそうです。
しょうがは、とても偉大な薬だそうです。
そう言われてみたら、
マクロビオティックのお手当てでも、
弱っているときには、
「梅醤番茶」(番茶に、梅干しと醤油を入れたもの)を飲みますが、
そのときに、生姜をすりおろして入れることも多いです。
アーユルヴェーダでは、生姜は、主に乾燥させたものを使うそうです。
スパイス感覚なのですかね。
すりおろす手間がなくて、いつでも持ち歩けるので、とても便利です。
浅貝さんの言う通り、スーパーの調味料コーナーにあったので、
ぼくも、さっそく買って、活用しています。
お湯もそうですが、
アーユルヴェーダでは、食べるものに火を入れるのが基本だそうで、
火を入れることで、消化しやすくなるそうです。
食で、消化の次に心がけるのは、
『甘・鹹(塩辛い)・酸(すっぱい)・苦・辛・渋』
の6味を、バランスよく上手に活用すること。
和食は、このバランスがとても良く、完璧だそうです。
アーユルヴェーダの考え方は、
中医学(薬膳)と近く、
マクロビオティックとも、共通点が多いなあと思いました。
同じ東洋の養生法なので、ルーツが同じなのでしょうね。
もうひとつ、生活に活かせる、おすすめのものは、
「鼻洗浄(ナスヤ)」 だそうです。
浅貝さんは、アーユルヴェーダと出会う前、
15年も、重度の鼻炎に苦しみ、
あらゆる手段を試しても解決しなかったそうですが、
この鼻洗浄と出会い、
1週間で鼻が通りはじめ、
1か月後には、感知してしまったそうです。
感動のあまり、
アーユルヴェーダを習い始め、
インドにまで行くことになったそうです。
ぼくも、子供のころから鼻炎でしたが、
ヨガで鼻洗浄に出会い、ほぼ、完治しました。
ぼくがやっていた鼻洗浄は、
ネティポットという、特別な道具を使う方法だったのですが、
浅貝さんに教えてもらった方法は、
コップがあればできるので、
とても手軽で、
ぼくも、最近いつもやっています。
やり方はとても簡単で、
コップに37度くらいのお湯を作り、
ちょっと塩を入れて、
試しに飲んでみます。
毎回飲んでみると、
だんだん、ちょうどいい温度と、塩加減を覚えます。
その後、
コップを片方の鼻にあてて、
反対の鼻を指で閉じて、
片鼻で水を吸い入れます。
口を開けていると、吸った水が、口から出てくるので、
ペッと吐いて、おしまい。
お湯は、煮沸したり、浄水器を使ったり、
こだわるほど良いのかもしれませんが、
浅貝さんは、普通に電気ポットのお湯で治ったそうなので、
そこまでこだわらなくても、効果は出るようです。
ぼくも、さっそく試してみて、
最初、飲みそうになってゲホゲホしましたが、
だんだん上手になりました。
とっても気持ちいいです。
この方法がいやな人は、
ゴマ油を使う方法もあるそうです。
アーユルヴェーダでは、
ゴマ油は、白いやつ(太白ごま油)を使います。
綿棒にごま油をつけて、鼻に入れて、吸い込むだけだそうです。
鼻に油の膜ができて、いろんな病気の予防にもなるそうです。
鼻は、脳の入り口と考えるそうで、
鼻を整えることは、とても大事なことだそうなので、
ぜひぜひ、試してみてください。
今回は、1時間半ほどの時間だったので、
アーユルヴェーダのほんの入り口だけでしたが、
今までいだいていたイメージより、
とても親しみがあるものに変わり、
もっと学んでみたいと強く思いました。
浅貝さんのお話は、わかりやすく、おもしろく、
実際にインドでアーユルヴェーダ医師として働いていたので、実践的で、おすすめです。
神戸の垂水をはじめ、
いろんなところで、講座をされているので、
興味ある方は、ぜひぜひ、受けてみてください。
浅貝さんWEBサイト
http://kobe-ayurveda.com/